Amazonで変なもの売ってる

ザ・谷山浩子って感じ。

いやまあそこまで熱心に追ってるわけじゃないんだけど、浮世離れしているというか、どことなく不安な感じがめちゃくちゃ谷山浩子~~~と思った。

24編あるわけだけど、ほとんどで自意識のゆらぎが書かれていた。見えるものは自分の認知の世界でしかなく、この認知を信じられなくなったとき、現実的にはありえない光景が見えたり、自分自身の形も不確かになったりするっていう話が多い。現実的にはありえないものが見えるというお話、楽しい方向性に行くものもあるわけだけど、雰囲気はコミカルでありながらなんか不穏だった。この不穏さがクセになるような。

ラスト、あれはお父さんがプレミア~~~ンヌ側の人だったってことだよねきっと。モネのことも見えてたし。お母さんが連れてきてしまったりしたのかなあ。

あと全然関係ないんだけど、横暴な姉に振り回される下の弟妹萌えあるな……と気づいた。私自身が姉とそういう関係でないので(別にそれなりに仲良いけれども)、自分が築けなかった関係性に対する憧れみたいなのもあるのかなあと思った。